
任期満了に伴う来年3月11日の石垣市長選まで3ヵ月に迫った。現職、中山義隆氏(50)と医師の上原秀政氏(62)が出馬の見通しだが、与野党ともに、支持者の間で不満がくすぶる。中山氏は自衛隊配備問題や、個人資産をめぐる野党の追及でイメージが低下。上原氏は既成政治を無視するように見える奔放な言動が問題視され、候補者差し替えを求める意見も根強い。決戦が近づくのを尻目に、中山氏、上原氏とも足元が揺れ「選挙ムードが盛り上がらない」と指摘する声もある。
自衛隊配備問題で中山氏は、配備に慎重な公明党との関係に配慮し、最終的な受け入れ表明を引き延ばし続けており「表明は選挙後では」との観測も流れ始めている。自衛隊配備問題は今選挙で最大の争点と見られるだけに、推進派の市議から反発が予想されるほか、支持者からは「態度を曖昧にしては選挙を戦えない」と懸念の声が上がる。
一方、受け入れ表明すれば公明党の支持を失いかねず、3選に暗雲が漂う。
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