
23日午後2時ごろ、石垣市大浜海岸で死んだイルカが漂着しているのが発見された。駆けつけた「イルカ&クジラ救援プロジェクト」の安田雅弘さんによると、満潮のタイミングで漂着したものと思われる=写真。
イルカは子どもでオス。死んでから時間が経っているため種類の判別は難しいが「シワハイルカかハシナガイルカのどちらか」とのこと。
下あごは外れ、上あごの歯がなぜかほぼ全部抜け落ちている。体長は約160センチ。
安田さんによると、体には黒あざが多数あるものの、サメに致命的な外傷を与えられた痕跡は見つからないため、群れでサメに襲われ、逃げ延びたが、群れにはぐれたあげく、原因不明の死に至ったようだ。
海岸を散歩する人が、サメに襲われて、まだ幼いイルカが犠牲になっているのを聞き、弱肉強食の生物の世界の恐ろしさを実感する人もいた。